鈍行電車ではどう考えてもたどり着かないため、伯備線の一部分だけを特急で行くことにした。結構お足が出てしまったが二時までに神社につけたので満足だ。
まず、受付前の新しそうな建物の中で御祈祷を受けた。榊がすでに二本のっていたので私の前に二人行ったのだろうか。
その後、御釜殿に行くように言われたので、少々迷ってたどり着いた。ここに来るのは二回目なのに迷ってもた。
中は前見たときと同じように独特の雰囲気を出していた。阿曽女(巫女さん)が前はおばあさんだったのに若い人になっている。しばらく待つように言われて、人のいない隙に中をスケッチした。 ようやく神主さんが来て神事が始まった。最初はいつなるのだろうと思っていたが、気がつくといつの間にか音がしていた。その音は、飛行機が飛んでいるとでもいうのか、耳鳴りがしているとでもいった感じで最初はまったく気がつかなかった。
本当にこれか?といぶかしく思ったがこれとしか思えない不思議な音だった。よく響いていたためどこからなっているのかが分からず、まるで私自身から鳴っているようだ。
耳鳴りなら嫌な感じだが、そんなに嫌な音ではなく、むしろここちのいい音だ。よく分からないがいいのかなと思った。なぜが大太鼓の響きを思い出した。体にしみるような音は好きだ。 終わったら阿曽女に
「音はどんな感じがしましたか?」
と聞かれたので
「んー最初は飛行機かと思って気付かなかったんですけど、いつの間にかなっている感じがして、まるで自分の体から響いているみたいでした。」
「おもしろいですね。皆さん一人一人違う感想を持つんですよ。神託の占い方は知っていますか?」
「いいえ」
「これはだれたが判別するんじゃなく、自分自身で判別するんです。」
なに!前来た時はおばあさんが占っていたのに。
「その人は前の人で、私はあったことがないんですけど、そういう力があったらしくてよく当たったらしいですよ」
阿曽女はいろんなことを話してくださいました。
「温羅様はちゃんとその人のことを考えて鳴ってくださるんですよ」(占様だとそのとき私は思っていた)
病気の娘さんが受けたとき音が鳴らなくて不安になり病院に行ったら大きな病気が見つかり、早期発見で見つかった話。
教授が権威を振りかざして受けたときは馬鹿にした感じの音でなった話。
正月などはみっちみっちの状態で受けるのだが、その時鳴ったにもかかわらず聞こえなかった人がいることなど。
すばらしいお話を聞かせていただきました。
「あなたの時は大きな音が鳴っていると思いましたよ。きっと温羅様も応援してくださっているんです」
こういわれた時かなり感動しました。 なんかもう、温羅様最高だ!
「そういえばもらったお札はどう祭ればいいんですか」
「方角を気をつけて、後は部屋は綺麗に部屋片付けたほうがいいですよ」
うっ!