朝、目を覚ますと、いきなり凧の博物館に行くことになりました。
というか、私ご飯食べてない。お腹すいた。しかも朝ごはんもうない…ひもじいでも好奇心には勝てないので行きました。
変な凧がいっぱいあって面白いのですが、その中でも一際気になるものがありました。
八日市では成人の凧を揚げるそうで、その裏には当時の新成人の夢や希望が書かれています。それらを紹介したいと思います
「Z戦士になりたい」
「カメハメ波でたよ」
「白人になる」
「世界平和」
「世界征服」
「そこそこの社会的地位ねがわくばそれ以上」
「北海道に住む」「←カナダのほうがいい」
……八日市に幸あれ!
いったん美容室に戻ってから、早速お化けの美容室のミステリーツアーに参加します。あんまりにもひもじいのであーりんさんが持ってきてくれたうまい棒を一人で延々と食っていました。結論、うまい棒はいくら食っても腹の足しにはならない。なんだか体に悪いことをしただけな気持ちでいっぱいです。
まず最初に到着したのはお菊さんの皿を置いているという長久寺です。到着してまずはお菊さんのお墓を拝見。わぁ、墓だ墓だってどれさ?微妙な位置の墓でした。
「ここは大して感じない」
なんだかあーりんさんと妖怪王さんが物騒な話をしています。やめてください。戌年は信じやすいのでこういう話はだめなんです。
以前高野山の墓場で写真を取り巻くったせいかパソコンがつぶれた経験を持つ私は、恐る恐る写真をとっても大丈夫か聞いてみると、問題ないとのこと。墓場独特の浮遊霊とかがいる程度っているんかい。
墓場のつぎは中でお皿とご対面。を皆さんがしている間になぜか寺の門の由来を聞く私。左甚五郎の作らしい。
お寺の人「まあ、そういう言い伝えができるくらい古いお寺ということですよ」
あんまし信じていないんだね。
みんなが中に入ったことに気が付いて、あわてて中に入りました。
ああ、皿だ、うん皿だ。ヒビ入っているなぁ。というか、数足りていない。展覧会などに貸すときにだんだん減って行ったらしい。おいおい。
にしても隣の仏像かわいいなぁ。なぜかこいつが人気でみんな写真取っている。
その後「奥方供養寄進帳」なるものが登場。
あーりんさん「これがいちばんきつい」
本気でやめてください。
妖怪王さん「シャッターが重い、拒否していますね」
戌年は信じやすいからだめなんです。こっくりさんもしちゃいけないんです。
びびったチキンカメラっ子たちはどうしたかというと、遠くから撮りました。一応撮ることは撮るんです。
さぁ、満足したところで次は清涼寺です。七不思議があるそうですがその説明はめんどくさいので他のサイトで調べてください。
個人的には樹齢数百年のタブの木が木娘に化けるという話がツボです。萌えです。 樹はいい、でかい樹はいい。でかくなくてもいい。
自慢にもなりませんが、私の初恋は小学校校庭の「樹」でした。今は梅の樹(できれば濃い紅色で枝垂れているものが望ましい)にもっとも萌えを感じるので梅の精が現れたら是非交際を申し込みたいと思っています。
お次は赤神山の阿賀神社、太郎坊天狗を祀っているそうな。なかなかいい感じの神社ですわ。 神社では天狗の鈴が大人気でした。私も買いましたが。妖怪祭りのおかげで鈴はよく売れたんじゃないでしょうか。 ちなみにさりげなく堂内に置かれている石は「重軽石」(持ち上げたときに重く感じるか軽く感じるかで占う石)なので、占ってみるもよし!
素敵な神社っぷりを堪能した後駐車場に戻る途中、大変なものを発見しました。
『太郎坊山』は分かる。うん、ここは太郎坊の山だ。
『みんな寿』まぁ意味は分かる。外人の使う間違った日本語みたいだけれども。
『ねんとに』……えっと、その、なんじゃこりゃ?さっぱり分かりません?並び替えても意味を成さない。なんでこんな習字がこんな所に貼られているんだ?というか、『ねんとに』ってなにさ??
……八日市に幸あれ!!
さぁ、最後は「三上山」です。田原藤太が大百足を退治した舞台です。この山を七週半するほどのサイズの百足だそうです。 隣の神社も面白そうだとワクワクです。
さて、後続車は、来ません。いつまでたっても来ません。私は御上神社に行きたいのよ!仕方がないのでみんなでのんびり妖怪談義。延々と妖怪談義、まだまだ妖怪談義。
ようやく他の車が来ました。やったぁ〜。
それではようやくJR野洲駅へ移動。行かんのかい、神社。期待していたのに。待っている間に行きゃよかった。
こうして楽しかった八日市市ともお別れです。ありがとう、お化けの美容室の人たち、「世界一長い肝だめし」参加したかった。
これから私は九州へ旅立ちます。これからは過酷な一人旅です。とにかく目標は「熊本の幽霊画展に行く」「臼杵に行く」「三次に行く」の三地点制覇。まずはムーンライト九州に乗るため京都へれっつらゴー!